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それでも花は咲く

「足りないもの? 安心だね」

 電話でそう話すのは大学時代からの友人です。彼は茨城県ひたちなか市の阿字ヶ浦という海水浴場のすぐそばに住んでいます。茨城県は、東北3県ほどではないものの、海岸沿いを中心に、東日本大震災で大きな被害を受けました。

 彼の家も被災しました。たとえば、2階の屋根から落ちた鬼瓦が1階の屋根を突き破り、トイレを直撃。トイレの中は床から1mくらいの高さまで瓦で埋まったそうです。

「地震のとき、もしそこにいたら、いまはこの世の人ではなかったと思う」

 安否を確認する電話をかけたとき、彼は淡々とそう振り返りました。そして、私が「何か足りないものは?」と尋ねたら、彼は冒頭のように答えたのです。

 本震から1カ月が過ぎようとしている4月7日深夜にはM7.1の余震が発生し、原発事故は一向に解決のめどが立たないいま、被災直後の彼の言葉は改めて胸に迫ります。

 というふうに、混乱が続く人間の社会ですが、季節は淡々と巡ります。桜は今年も咲きました。

金沢橋

 このゴージャズな咲きっぷりを眺めていると、ほっとする半面、今年ばかりは無常観も募ります。来年はもう少し屈託なく(という言い方も妙ですが)花見が楽しめるようになっていてほしい。そう思わされたAOでした。

 ちなみに、掲載した写真は練馬区や板橋区などを流れる石神井川の金沢橋(板橋区加賀1丁目・板橋4丁目)から下流方向を撮ったもの。この付近の石神井川は川幅がさほど広くないので、両岸から伸びてくる桜の枝が川の真ん中あたりで十重二十重の状態になるため、圧巻の眺めが展開されるのです。
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テーマ : 桜 花見
ジャンル : 地域情報

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